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家を暖かくするにはどうすればいいの?
一言では言い切れませんが、
1. 断熱材を厚くする
2. サッシ(窓)を樹脂サッシにする
3. 気密測定値(C値)を0.5cm2/m2以下にする
4. 計画換気を計画の段階で行う
簡単に言うとこんな感じです。
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どの断熱材がいいのか分からない…
断熱材には一長一短ありますが、「暖かい家にしたい」というご希望でしたら「フェノールフォーム」をお勧めしています。ただ、断熱材には「熱伝導率(熱の伝わりにくさ)」がありますので、安易に断熱材の種類だけで決めるのは危険です。
1. 断熱材の種類
2. 厚み
3. 熱貫流率(断熱材の種類と厚みで逃げる熱量)の算出
を行っていただければ、間違いのない断熱材を選ぶことができます。
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南魚沼市の断熱基準は?
現在施行されている平成21年改正版の「次世代省エネルギー基準」では、地域ごとに断熱性能の要求が違い、I地域からVI地域までの6つの地域区分に分けられています。
南魚沼市は「III地域」に属していますのが、桐生工務店のご提案では「I地域(北海道仕様)」をおすすめしています。
なぜそこまで必要なのか、とよく聞かれますが、南魚沼市は日本一悪い気候条件にあると言えるからです。
南魚沼市は近年冬季の外気温がマイナス8℃になる日も多く、さらに湿度が高い。よって積雪は北海道の方が多くても、雪の荷重は比にならないくらい南魚沼市の方が重いのです。その違いが北海道は「雪を掃く」と言い、南魚沼市は「雪を掘る」という言い方にも表れています。
桐生工務店では、断熱材を厚くすることで暖かく、気密を良くすることで湿度を住まいに入れないことが必要だと考えています。
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気密住宅にして窒息しないの?
窒息しません。
気密だけでは危険ですが、計画換気で常に新鮮な空気が住まいに入ってきますので、安心してください。
なお、新鮮な空気を計画した箇所から入れるには「気密化」が必要になります。(隙間が多いと隙間だけで換気してしまうので…)
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気密住宅を建てたけど、「ファンヒーター」って使っていいの?
ファンヒーターのような開放型暖房器は基本的にNGです。ただ、お引き渡しの前に「気密測定」を行ったかどうかが大切で、本当に気密住宅なのか、C値(相当隙間面積)を確認する必要があります。
南魚沼市ではC値が5.0cm2/m2以下なら気密住宅と言えますが、それ以上は残念ながら気密住宅とは言えません。
気密住宅でなければ、ファンヒーターを使っても問題ないでしょう。
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見学会時に高気密住宅がわかる方法はないの?
あるんです。本当に簡単にわかります。
1. 玄関・窓をすべて閉めてもらいます
2. 24時間換気を動かします
3. 吸気口に手をあてます
吸気口から空気が感じられなかったら、高気密住宅ではありません。
なぜなら、隙間から空気が入ってきているからです。
確認として、今の状態で「コンセント」や「スイッチ」などに手をあてて風が感じられるようなら、気密は取れてなく、施工が上手な建築業者ではありません。
ましてやこの項目を試させてくれない建築業者さんは信用に欠けます。試してみてください。
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気密はどこまで良くすればいいの?
現在施行されている平成21年改正版の「次世代省エネルギー基準」では、南魚沼市は「III地域」に属しており、C値の基準は5.0cm2/m2となっております。
気密はC値が低ければ低いほど良いので、地域問わず、ゼロに近付ける必要があります。
それは、
1. 暖房・冷房効率を上げるため
2. 計画換気を100%に近付けるため
3. 電気料金を下げるため
4. 結露を無くすため
などです。
桐生工務店は、C値0.5cm2/m2以下を社内基準とし、達成しています。全棟気密測定で、お客様に安心した住まいをご提供しています。
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24時間換気は止めてもいいの?
止めないでください。
新鮮な空気を24時間換気で住まいに送っているので、止めてしまうと空気が汚れてしまいます。
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24時間換気の必要性は?
住宅建材からのホルムアルデヒドやクロルピリホスが原因のシックハウスが問題となり、平成15年7月に建築基準法で制定されました。
24時間換気は法律で決められているので、必要になります。
ただ、種類がありますので確認する必要性があります。
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24時間換気の種類を教えてほしい
24時間換気は3種類あります。
1. 第1種換気(機械排気+機械吸気)
…熱交換ができることで省エネルギーですが、高価でメンテナンスの負担が大きくなります。
2. 第2種換気(自然排気+機械吸気)
…住宅では使用することが少なく、主に精密機械室や汚染空気を排除する部屋に使用する換気方法です。
3. 第3種換気(機械排気+自然吸気)
…一般の住宅に使用されている、ポピュラーな換気方法ですが、「個別型」と「ダクト型」があり、個別型は安価ではありますが個室の換気が不十分になり空気のたまり場ができやすくなります。ダクト型は、必要な部屋から汚染空気を排出でき、価格も安価です。
桐生工務店は「第1種換気+ダクト型」を標準で使用していますので、コスト・換気バランスがよく、メンテナンス・換気調整がしやすいのが特長です。